
老犬/愛犬を室内熱中症にしないために
老化により筋力が下がったり、ヘルニアになったり…足腰が弱くなって一定の場所にいる時間が増えた愛犬にとって、きわめて重要になったのは室温・湿度の管理でした。
筋力があって足腰に力があった成犬時代には自らで動いて涼しい場所やあたたかい場所へ移動していた愛犬にも、いつしかそれが難しくなる日がきました。
人間のように汗を流して体温調整することができない犬には、扇風機はほとんど意味がないというのはよく知られた話だと思います。
よって飼い主が、愛犬がいる場所の温度と湿度をつねに意識して管理することが、愛犬を『室内熱中症』に苦しめない最大の秘訣だと獣医さんから教わりました。
無印良品のデジタル温湿度計
そこでまず購入したのが、無印良品の「デジタル温湿度計」。
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数年前の無印良品週間でちょっぴりお安めに買った気がします。実はこの時は愛犬のためではなく、「室内熱中症で倒れたわたし自身」のための購入でした。
はずかしながら3年前に室内熱中症で倒れ、自宅マンションの真向かいにある救急病院に運ばれた経験があり、その時のくるしみと「死んじゃうかもしれない」と感じた恐怖が鮮明に記憶に残っているため、あんな思いを愛犬たちにさせるわけにはいかないと…室温・湿度の管理は徹底しています。
老犬/愛犬を室内熱中症にさせない室温・湿度
室内飼いのわんちゃんをおうちの中で熱中症にさせないための室温/湿度の目安は「25~6度/50%」だと一般的に知られているようです。けれどもこれはあくまで目安だから、
うちのこに適した室温・温度
を目安を参考にしながら見つけていくといいんじゃないかな? と思います。小型犬のちわわで、老犬4匹(現3匹)の我が家は上記の室温・湿度だと涼しすぎるようで鼻水がたれてしまいました。笑
1週間データをとると、うちのこたちに最適なのは「26.8度/56%」でした。これだと鼻水もたれないしぷるぷると小刻みにも震えず快適に眠れるようでした。
万が一にも涼やかが過ぎている際には、お布団やブランケットにお尻や顔をつっこみ「さむいんだけどもね!」と全身で訴えてくるので、そのたびに微調整をかけます。
4匹の愛犬が揃いもそろって老犬になり、各々が自分のお気に入りスポットで1日の大半を過ごすようになってきたこの1年で、温湿度計をさらに2つ買い足しました。
ニトリの電波デジタル時計 ファシル
実際には温湿度計付きの時計なんですけど。こちらの白と黒を各1つずつ買い足し、愛犬4匹(現3匹)のお気に入り点在地に置きました。

【重要】温湿度計は愛犬の背丈に合わせる
ここで押さえておきたいポイントとして、飼い主のわたしが見やすい位置にではなく、愛犬の背丈に合わせた場所に温湿度計を置くこと。
わたしは約172cmと女性にしては背が高いため、愛犬の背丈に合わせた場所に温湿度計を置いて常にデジタルの示す数字を確認するとなると毎回腰をかがめなければならず、めんどっちーと感じたことも何度かはあるんです。
でも実際にはわたしがそれをのぞき込むたびに愛犬たちと目が合い「ここまで来たならついでにナデナデしてーな」という無言の圧力に屈し、愛しさをますます感じる良さがありました。
老犬介護 本日のまとめ
●暖かい空気は天井付近の上部にたまると言われています。
●床に近い、背丈の小さなちわわが感じる室温と、身長の高いわたしが感じる室温には差異がでているはず。
●だから温湿度計は「犬の背丈に合わせた位置」に置くように気をつけていました。
- 無印良品のデジタル温湿度計 1,990円
- 電波デジタル時計ファシル計2台 1,518円×2
- 合計 5,026円
愛犬たちを室内熱中症から守る大役を担ってくれていると考えれば、こんなに安い買い物はないです。長く使えますし、壊れていないし。今のところ1度も。(つづく)