今年の春、久しぶりに彼氏のような者ができた。
「のような者」といった表現をしたのには理由がある。
周囲の多くの恋愛上級者達から見ると、わたしのそれはどう見ても「恋愛」「彼氏」とは言い難いらしい。一般的にいうと彼氏とは
- 毎日のように連絡を取り合い
- 毎日のように恋しくなり
- 週に1~2度は必ずデートをする間柄であり
- 約束をして会う関係で
- LINEの未読スルーや既読スルーなど言語道断
- 告白があって「YES」と返事をして付き合う間柄
というのを世間では彼氏・彼女・恋人と呼ぶらしい。この6つのいずれも当てはまっていないわたしと彼は「恋人じゃない、ただの友だち」らしい。
言わんとすることはわからなくもない。
ただ、わたしがこの楽なペースを今のところ良しとしていて、わたしの方も彼にとくだん会いたいとか恋しいと思わないのだから、ある意味「似た者同士」かもしれない。
物足りなければ別れればいいし、ただの友だちなのであれば今のままのスタンスで構わない。※物ごころついた時から、わたしは恋愛への比重がかなり薄いのです
さて、そんな「彼氏のような人」と当時4匹だった愛犬たちの初対面はわたしにとっても彼にとっても犬たちにとっても、緊張の一言に尽きた。
わたしにとって愛犬は犬であり“わが子”でもあるため、わたしの気分はいわば『シングルマザー』である。
女手ひとつ手塩にかけて育ててきた4兄妹が、彼氏のような人――面倒なので以下彼と呼ぶ――の来訪・滞在を認めるのか拒否するのか。
言葉を選ばずありのままに話すと、4匹が彼を拒否すればその時点で関係は築かず「さよなら」することに決めていた。
女手ひとつ手塩にかけて育ててきた4兄妹が、彼氏のような人――面倒なので以下彼と呼ぶ――の来訪・滞在を認めるのか拒否するのか。
言葉を選ばずありのままに話すと、4匹が彼を拒否すればその時点で関係は築かず「さよなら」することに決めていた。
100%、男よりわが子が大切だ。
4匹にストレスを与えるような人物と親しくする時間はただの無駄。
- 犬は賢い(きっと猫も)。
- きっと彼の本質など簡単に見抜くだろう。
- 媚を売ってくる人物なのか、腹黒いものを抱えた人物なのか。
どんな探知機よりも正確に彼らは彼の正体を見破るだろう。
とくに新参者(犬)の爆弾、その名はポンテ。元保護犬のポンちゃんが彼にどんな反応を示すのか、これは入念な下準備が必要だ。
とくに新参者(犬)の爆弾、その名はポンテ。元保護犬のポンちゃんが彼にどんな反応を示すのか、これは入念な下準備が必要だ。
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