
目次
一人暮らしと多頭飼いのリアル
【ガチ】多頭飼いの「ひと月」にかかる犬経費【リアル】
多頭飼いは「燃えるゴミ」の量がハンパない!
多頭飼いの飼育費用 ほんとのところ
2020~2022年/不安定で不透明な時代に多頭飼いをするということ
一人暮らしと多頭飼いのリアル
2007年10月末以降、わたしは常に4匹の犬と暮らしている。
2006年9月から翌3月までは1匹飼い。
2007年3月から同年10月末までが2匹飼い。
以降、2022年1月末現在に至って4匹の多頭飼い。
母犬のトトちゃんが空へと還り「このまま3匹でいい、失うのはこわくてつらい」と思ったものの、夢に出てきた亡き祖母とトトちゃんからの『贈りもの』をきっかけに、ポンちゃんの里親となり“やっぱり”4匹の多頭飼いに戻った。
楽しいこともたくさんあるけれど、大変なことも少なくない。金銭的にも「×4倍」かかる。労力だって「×4倍」、散歩だって1度では済まない。
飼い主が若く元気で体力のあるうちは良い。けれど飼い主だって歳を重ね無理がきかなくなってくる。また、飼ったばかりの頃よりも生活環境や収入が“下がってしまう”ことも十分に考えられる。
事実、多頭飼いになった2007年10月末以降、わたしは離婚をして「一馬力」で生活を支えなければならなくなったし、東日本大震災があり、新型コロナあり、家計に余裕はほとんどない。
生活の固定費を下げるために築4年の3LDK家賃15万円の分譲賃貸マンションから、築30年前後の3LDK家賃7万円の賃貸マンションに引越しもした。
ペットを飼うのはお金がかかる。
頭数の分だけ、コストも並行して増えていく。
それに並行して収入が上がっていく保証はない。
【ガチ】多頭飼いの「ひと月」にかかる犬経費【リアル】
- トリミング代……4400円×4匹=17,600円
- ご褒美おやつ/犬用ちゅ~る……40本入り×2=2,480円
- ペットシーツ(レギュラー)……1,129円×1袋=1,129円
- ペットシーツ(ワイド)……1078円×2袋=2,157円
- ペットシーツ(スーパーワイド)……1761円×2袋=3,522円
- フード(高たんぱく・低脂肪)……1,632円
- フード(脂質マネジメント)……4,734円
- フード(トッピング用ひきわり納豆)……450円
- フード(トッピング用糖質0ヨーグルト)……910円
- トイレットペーパー(2倍巻きシングル)……×6個=200円
- ウエットティッシュ(赤ちゃん用)……×3個=198円
- ウエットティッシュ(アルコール)……×3個=360円
- 歯みがき(歯ブラシ・ジェル・ガム)……4,249円
- アニコム保険費用(シニア)……2,562円×3匹=7,686円 ※実際は年払い 1匹30,750円
- アニコム保険費用(一般)……1,890円×1匹=1,890円 ※実際は年払い 1匹22,690円
- 電気代(冷暖房ともに24時間使用が原則)……夏季20,000円/冬季29,000円
多頭飼いのひと月にかかる固定費合計
●夏季(6~9月末)…冷房20,000+49,197=69,197円/1ヶ月
●冬季(11~3月末)…暖房29,000+49,197=78,197円/1ヶ月
●4月・5月・10月…49,197円/1ヶ月
実際にはもう少し“プラス”がありますが、固定費とするなら概ねこんなものです。電気代は多少節約ができたとしても、夏季・冬季は20,000円/ひと月は最低でもかかると思っておいて間違いないでしょう。
夏季は「室内熱中症」にさせないため、冬季は風邪をひかさないために、冷暖房の24時間フル稼働はペットを飼うなら大原則といっても過言ではないと思います。
多頭飼いは「燃えるゴミ」の量がハンパない!
ペットシーツ類は楽天の各種セールと併用して、かなり安くまとめ買いをしていると自覚していますが(詳細は後日)、それでも多頭飼いですととかく枚数が必要になります。数百枚単位での購入は当然になります。
犬ってなぜかペットシーツの「縁」から、わざわざはみ出して排尿することが多いと聞きます。そのたびに床やシーツの「裏側」を拭くのに――表面はほとんど汚れていないのに、はみ出た尿で裏面がびっしゃびしゃ。これはあるあるです!――トイレットペーパーやウエットティッシュを大量に使用します。
また、「しずく」が床に点々とこぼれたり、尿で濡れた足の裏で床を歩き足型スタンプをぺたぺたとくっつけたり。こちらをつど拭き取るのにもやはりウエットティッシュを大量に使用します。
老犬になると「おむつ」のようなもの、マナーベルトに貼りつけて使う吸水パットのようなものが必要になることも増えてきます。犬用のそれらは高価なので人間用のものを使いますがそれだってコストはかかります。とくに安くもないですし……。
多頭飼いの飼育費用 ほんとのところ
多頭飼いって
本当に本当に
ほんと~に月々
お金がかかります。
ひと月70,000円×12ヶ月=84万円
84万円×10年=840万円
84万円×15年=1,260万円
(小型犬4匹の多頭飼いのわが家の場合)
――実際にはこれ以上を愛犬との暮らしに支払ってきた清貧の飼い主(笑)は言わせていただきます。「不測の事態、予想外の病気やトラブルで、羽をつけて1万円札がばっさばさと飛んでいきます!!!」と。
幸いにしてうちの子たちは老犬になるまで、病気やケガにはあまり縁がありませんでした。けれど11~2歳を過ぎて名実ともに「老犬」になったあたりからは、人間と同じように不調があちこちに出てきました。
不調にともなってかかる費用は薬代や病院代だけではなく、足に踏ん張りがきかなくなれば床材の見直しが必要ですし、餌を食べる容器や支えの「高さ」を変える必要もでてきます。
視力が下がってくると日常生活にぐっと危険が増えてくるため、「角」を保護したり「段差」を減らしたり。こちらもなにかとアレンジをくわえる必要が出てきます。
2020~2022年/不安定で不透明な時代に多頭飼いをするということ

可愛いから飼いました。
けれど、こんなにも大変だとは想像もしませんでした。
こんなにもこんなにもお金がかかるとは知りもしませんでした。
子ども1人を成人まで育てるためには、約2,000万のコストがかかると聞いたことがあります。冗談抜きでまさにこれです。愛情と責任にかかるコストです。

多頭飼いでえられた幸せを数えたら、両手が100つあっても足りません。でももしも1匹飼いだったら……今の+2,000万円くらい貯金があったのは間違いないです。
これ以上の不景気は本当にこわいです。
投資をしているので、日本や世界の景気は嫌でも目に入ります。そのたびにゾッとします。日本の景気はどこまで沈んでいくんだろうと。年金なんてもらえっこないよな、って。
物の値段は上がれどギャラは据え置き――だからといって彼ら4匹を手放すことはできないので、自身にかかる月々の固定費を微々たるものでも下げるしかなく
わたしは今日もよれよれの半そでTシャツにくたびれたフーディを羽織って、20%シールの貼られた食材ばかりで胃を満たし、爪にちんまり火を灯し……楽しいわが家でさむざむと生きております。笑
多頭飼いって興味あるな♪ のその前に、ちょっとだけ知ってほしい「月々の犬飼育のための固定費」について書いてみました。
ロト7当たんないかなー。←口癖です
