13歳後期の小型犬チワワのぴーちゃんの長引く咳の原因は、――某有名家具・インテリア小売業から購入したベッドから放出されていたホルムアルデヒド(シックハウス症候群のひとつ)だった。
シックハウス症候群から化学物質過敏症へ
ぴーちゃんの症状があまりに重いため、彼女のことばかりメインに書いているけれど本当のことをいえば
- 15歳の老犬ハム君は咳とくしゃみ(軽度)
- ぴーの双子のブルーはくしゃみと涙と鼻水(中度)
- 当時、里子犬として迎えたばかりのポンちゃんは目ヤニ(軽度)
飼い主である私もホルムアルデヒドの強烈な刺激臭にやられて、のちにぴーちゃんとともに「化学物質過敏症」を発症させた。
シックハウス症候群のすさまじさと恐ろしさを身を以て味わい、又、昨今「香害問題」などから派生して問題視されている「化学物質過敏症」のつらさ、日常生活を“まともに送ることの難しさ”を知った。
化学物質過敏症とPM2.5~そらまめくん
小学生の頃からつけている日記に記録するようになった天候・気温と症状の出方からみると、特に「PM2.5」が強い日と強い時間帯に、化学物質過敏症の程度が重いぴーちゃんとわたしのしんどさはリンクしていることが分かった。
24時間、1時間ごとのPM2.5の発生や濃度の動きと、ぴーちゃんの咳とわたしのしんどさをおよそ1年近くデータにとり、獣医さんやアレルギー科の先生・耳鼻咽喉科の先生にお見せした結果、PM2.5と(わたし達の)化学物質過敏症は密接に関係していると言える。
PM2.5に強く反応がある化学物質過敏症の方々 関連記事
化学物質過敏症のわたしたちが特にしんどくなるもの
- ホルムアルデヒドを5ヶ月前後も浴びて
- シックハウス症候群を患い
- 化学物質過敏症を発症させた老犬とわたし
↓
- PM2.5
- 洗濯後の「濡れた状態の洗濯物」から放たれる化学的な臭い
- 光化学オキシダント(光化学スモッグ)
- 秋の花粉ブタクサ
- 黄砂
↑
細かいものまで挙げていけばもっと色々とありますが、[1~4]はとくに息を吸うのさえ拒絶したくなるほど、強い拒否反応が起こりました。
なかでも(2)の洗濯後の「濡れた状態の洗濯物」から放たれる化学的な臭いは厄介でした。ただしこれに関しては打開策が見つかりました。
- 洗濯中からマスクを着用する
- 「居る場所」と「濡れた洗濯物を干す場所」の距離をおく
- 距離をおいてから、すばやく乾かす
7割ほど乾くと濡れて湿った科学的な臭いは落ち着くので、あとは一般的な洗濯物と同じように扱えば問題ありません。
ただ、なにより悲しいのは「そらまめくん」と「tenki.jp」のPM2.5分布予測を見ながらPM2.5が「蛍光の水色以上」だと洗濯物は絶対に絶対に外に干せないことです。
万が一にもそんなことをしてしまったら、洗濯物を取り入れた瞬間から家族全員が咳・くしゃみ・鼻水・喉の痛みetc,,,に身もだえ、死の恐怖を味わうことになるためです。※マスクや空気洗浄機では到底追いつかない苦しい室内空気汚染
化学物質過敏症の日々の暮らしや工夫、具体的にどんなことに気をつけていたら老犬も人間も生きやすくなったか。次回に詳しくまとめたいと思います!(つづく)