歯磨きを嫌がっていた老犬も今では「あーん」
外歯瘻を起こしたぴーちゃん(13歳)をきっかけに、ハム君(15歳)・ブルー(13歳)、里子犬のパッちゃん(1歳)の4匹は毎晩もしくは毎朝餌後にそれぞれの歯や歯茎に合ったブラシで歯を磨いている。
歯ブラシを嫌がり暴れまわっていたハム君も今は昔、現在では「アーンは?」というと自ら口を開くようになった。14~5歳のおじいちゃんになってもまだまだ賢く成長中。
愛犬の歯ブラシは乳歯ブラシ~人間の赤ちゃん用
▶Pigeon(ピジョン)の月齢別乳歯ブラシを、4匹の歯と歯茎に合わせて使い分けています。
ハム君(15歳)…11本を抜歯したものの歯茎も残った歯もしっかりしていて、硬いモノを未だに噛める/噛もうとするハム君には、1歳6か月用の毛の外側は歯ぐきにやさしいやわらかい毛、内側は汚れを落としやすいコシのある毛が使われている水色のブラシ。
ブルー(13歳)…抜歯本数自体は7本ではあるものの、生まれつき歯が小さく、飼い主的には充分に柔らかいと思えるものでさえ「もっとホグホグしてよ…」と細かくほぐしてもらいたいと要求してくるブルーには生後4,5ヶ月の赤ちゃん用。
歯磨きというより、歯の根元や歯茎のマッサージができる『やわらかいラバー毛』のイエローを選択。
歯磨きというより、歯の根元や歯茎のマッサージができる『やわらかいラバー毛』のイエローを選択。
ぴーちゃん(13歳)…抜歯本数は5本。十分に歯は残っているけれど、外歯瘻でたいへんな目に遭っていることもあり、歯の根元をしっかりと磨けることが重要。
ただし、非常に頑固な性格ゆえ1度痛いと思ったら「歯磨きなど一生涯拒否」と言いだしそうな予感がビンビンするため、しっかり磨けるが『やわらかい極細毛』のこちら月齢9ヶ月のオレンジ色のブラシを選択。
ポンちゃん(1歳)…ハム君が使用している水色のブラシとほとんど同じ形状のピンク色を使用。毛の外側は歯ぐきにやさしいやわらかい毛、内側は汚れを落としやすいコシのある毛。
愛犬の歯磨きジェルはチキンフレーバーがお好き
老犬3匹と里子犬1匹の多頭飼いである我が家の経済事情は、決して豊かではない。
だがしかし、昨年秋頃の老犬3匹の歯周病治療・抜歯手術・スケーリング(歯石除去)では『約20万円』がぶっ飛んていったことから犬たちのデンタルケアにはお金を惜しまないことに決めている。1円を惜しむと10万円分泣くからな…。チクショゥ…。
また、歯周病は心臓病に直結していることもあり、そんな辛い思いはできるだけさせたくないとの飼い主心から、どれだけ奴らが嫌がろうとも暴れようとも「ええぃ! だまらっしゃい! 暴れるなら金稼げこらぁ!(笑)」と鬼の形相でシャカシャカと磨き上げるのみ。
目下愛用中の歯磨きジェルは2種類『ライオン ベッツドクタースペック 犬猫用デンタルジェル ローストチキンフレーバー』『ビルバック C.E.T.歯磨きペースト チキンフレーバー』。
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いくつか試した結果、こちらの2つが4匹はお好み。とくに2か月前に新たに投入したビルバック C.E.T.歯磨きペースト チキンフレーバーで初めて歯ブラシした日は4匹が4匹とも
こんなん待ってたわぁ(ぽわわぁん♡
歯ブラシを勢いつけて舐めだして「おかわり!!!」とキラキラした瞳で見つめてきたので、よほど美味しかったとみえる。さすがは安くないだけのことはある…。でも大きいからわりと長持ちで助かってる…。
1歳の子犬、歯磨きは悲鳴とともに
2021年7月26日現在、1歳8か月のポンちゃんは生後11ヶ月でうちのコになった。生まれてはじめて犬の里親になったわたしは、問題児ならぬ『問題犬』らしきポンちゃんとの暮らしを楽しんでいた。
確かに大変なことも少なくはなかったし、これまでのどのコとも違うトリッキーな様を見せることも多い彼に振り回されてはいたけれど、そのたびに愛しさは増していった。
生まれて初めて「歯を磨かれた日」、ポンちゃんはされるがままだった。自分がいったい何をされているのかまるで分かっていないようでむずがる仕草は見せるものの「飼い主さんの好きなようになさって~」と全身を差し出していた。
――あの日のポンちゃんはどこへいったのか。
とりあえずお聞きいただきたい。歯磨きを右手に握る飼い主の、左腕に抱きかかえられた瞬間の断末魔を。
お分かりいただけるだろうか。歯磨き直前、悪魔になる(本当は)かわいこちゃんの姿を。
歯磨き(未満)ひとつとっても大騒ぎな我が家、今日も明日も平常運転。