散歩を嫌がる子犬 保護犬 里親 (8)





子犬のお散歩トレーニング~外は好き、歩くのは怖い


ひとたび自転車のカゴに乗れば、キャリーから身を乗り出して高みから街を散策。

お散歩をこわがる子犬 外には興味がある (2)

「散歩いこうか?」と話しかけると、にくたらしい顔。

散歩を嫌がる子犬 保護犬 里親 (1)

「ポンちゃん! 散歩いこうか?」

お散歩をいやがる子犬 保護犬 里子犬 (3)
お散歩をいやがる子犬 保護犬 里子犬 (2)
お散歩をいやがる子犬 保護犬 里子犬 (1)

子犬のお散歩トレーニング~自分のペースで歩きたい


ポンちゃんのために買ったハーネスリードを装着し、人通りと車通りに和らぎのでる14時過ぎの街に立つ。恐るおそる、のっそりもっそり。


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散歩を嫌がる子犬 保護犬 里親 (5)


歩いてはびくっ。
動いてはどきっ。

相変わらずほとんど進まないけれど、リードを引っ張ったり急かしたり、無理やり歩かせようとしなければ「自分のペースでいいのならば」彼なりに散歩を楽しもうとしているように見えはじめた。

それは、夜の「スリン歩」やお昼過ぎの「抱っ歩」「チャリん歩」などの練習を、毎日毎日繰り返してひと月を迎えた頃にうかがえた、彼の成長だった。※スリングに包んで歩く「スリン歩」、腕に抱っこして歩く「抱っ歩」、自転車のカゴ&キャリーに入って街を走る「チャリん歩」


子犬のお散歩トレーニング~がんばれポン散歩!


ポンちゃんとの遅々として進まない、時々進む『ポン散歩』は街の人々の目に健気に可愛く映っていたようで、いつしかあちらこちらから声をかけていただくようになった。

「可愛いねぇ」
「名前なんていうの?」
「ママとお散歩の練習がんばってるのねぇ」

お散歩コースに建つ保育園や幼稚園の敷地内からは、目ざとい園児たちの「ポーンちゃーん!!!」「ポンちゃんだー!!!」「ポンちゃんがんばってー!!!」といったキラキラした声援が飛んでくる。

そんな時はへっぴり腰ながら園児たちの方を向いて(一応)愛嬌をふって見せる(これでも一応)。

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子犬のお散歩トレーニング~ハロウィンかぼちゃのプレゼント


コロナ禍の影響で、例年になく控えめに街がハロウィンのオレンジ色をまとっていた頃、お花屋さんのおじさんから「これあげるから散歩トレーニングがんばりよ!」と店先に売られていたハロウィンカボチャをいただいた。

初めてみるそれをポンちゃんはとても気に入り、来る日も来る日もガジガジ・クンクン遊んでいた。

保護犬 里子犬 子犬 ハロウィンかぼちゃ



この街に暮らす様々な人からもらう声援と、毎日のお散歩トレーニングの甲斐もあって「すたすたと歩ける場所」が増えてきた。

そう、ポンちゃんのお散歩トレーニングを見ていると、すたすたと歩ける場所と「何度も振り返り、何度も立ち止まり、進むのにやたらと時間のかかる場所」の2つがある――ということが分かった。

この違いを分かってやりたい。きっとそこには理由があるはず――。


▶ポンちゃんのハーネスリード

元の飼い主さんから「お散歩がぜんぜんできないコ」だと情報をいただいていたので、グイグイ前へ引っ張ることがないなら大丈夫だな! ということと、そういうコなら硬いリードは嫌がるんじゃないかな? と、柔らかな生地でできたハーネスリードを探して『ファーストリード』はこちらのネイビーcolorに決めました 


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