子犬のトイレトレーニングは紆余曲折
生後11か月まで、マナーバンドの中で自由にトイレをしていたコに教えるとなると…相当大変だと思います。短くて3か月、長くて半年から1年はかかると思って気長に教えていきましょう。焦らない・落ち込まない・急がせない! を合言葉にいきましょう。
と、動物病院の看護師さんからアドバイスをいただき「覚悟」をしていたポンテのトイレトレーニングは、ひとまず、ひとまず……2か月半程度でクリアになった。
▶ポンちゃんトイレトレーニング成功へのステップ
生まれて初めて「里親」になり、子犬のうちの躾がいかに重要であるかを身をもって知れたのは良い経験だったと思う。生後約11か月でうちのコになった里子犬のポンちゃんは、我が家で暮らすようになって今月で早くも9ヶ月になる。
トイレトレーニングは99%完璧と言ってもいい。室内マーキングは叱られた時や悔しい時――なにが悔しいんだか、みんなに甘やかされて育っている子犬の分際で(笑)――にぴぴぴ…と引っ掛けようとすることが時折あるけれど、そこは猫除け用トゲトゲマットが邪魔をしてやろうにもできない様子。
猫除けトゲトゲマットを2ヶ月も敷くと、トゲトゲを撤去をしてもその場所ではしなくなるから不思議だ。こればかりはなぜか完璧だ――今のところは。
子犬のトイレは場外ホームランありき
>>トイレトレーニングは99%完璧と言ってもいい。
なぜ100%じゃないのかというと、2週間に1度くらいの割合で、丸一日「場外」で「大」をしていることがあるから。
飼い始めたばかりの頃は踏ん張っているうちに「前へ前へ」進んでしまい結果的に場外に落っことしていった――みたいな愛らしいことが何度もあった。現在の場外ホームラン(?)はそれとは異なり、あえての場外。狙っての場外。
我が家はチワワばかり4匹の多頭飼い。だからトイレのスペースはかなり広く取っている。4匹は寝食のタイミングも同じだから、排泄の時間帯やペースも似たり寄ったり。
「これはぼくのです!!」
というアピールのために、他3匹のそれとはあえて離して「証拠」を置いているようなのだ、どうにもどうやら。なぜそのようなアピールをするかというとポンちゃんはトイレが成功したらご褒美にエサのカリカリ1粒をもらえる――と学んだため。
子犬は排泄後に猛烈アピールをする
そのアピールは大変しつこく、もとい、大変熱心で、わたしが排泄の成功に気づくまで続く。わたしが気づかずに外出をし、3時間後に帰宅したとてアピールされる。くるくるくるくる、ずっとまわってアピール。
視野の端で、視野のど真ん中で、時には足元で、ある時には仕事机の下で、わたしがそれに気づいてカリカリを褒美に与えるまでくるくるくるくる∞。
食いしん坊なポンちゃんにとってトイレの成功はカリカリ1粒がかかった極めて意味のある出来事。よって「これはぼくのです!!」と場外に分かりやすく置いておく必要がある。少なからずポンちゃんにとっては。
飼い主にとってはペーパーで拾って、お手洗いに流して、アルコールで2~3度拭きげるという手間がかかる作業だとしても……。
しかも朝の一発目に場外ホームランでご褒美をもらえた日は、その日一日「場外で大」をする徹底ぶり。ぶつくさこぼしながらトイレットペーパーを丸める飼い主の気持ちになどまるで興味がない我が家の子犬は、その日5粒目のカリカリに満足そう。
里子犬・保護犬の「名づけ」~そこに込めたおもい
そんな里子犬ポンちゃんは正式名を「PONTE/ポンテ」という。イタリア語だ。意味は「架け橋」。
過去と現在、現在と未来を繋ぐ架け橋になってほしい。人見知りなところのあるわたしと誰かを繋ぐ架け橋になってほしい。思いやりや優しさが渡る橋となってほしい。君と、君の新しい飼い主であるわたしはともに幸せの橋を渡るんだよ――こういった思いで名付けた。
過去と現在、現在と未来を繋ぐ架け橋になってほしい。人見知りなところのあるわたしと誰かを繋ぐ架け橋になってほしい。思いやりや優しさが渡る橋となってほしい。君と、君の新しい飼い主であるわたしはともに幸せの橋を渡るんだよ――こういった思いで名付けた。
昨年の夏にお空の上に居住をうつした母犬のトトちゃんと祖母が夢に出てきたことも「あの世と現世が繋がった出来事 ※しょせんは夢なんですけどね…」として印象深かったことも理由のひとつではある。
名は体を表すという諺は『物や人の名前は、その中身や性質を的確に表すことが多い』という意味なんだそう。わたしは日本大好き台湾人なので、この国の諺はなかなか知っているつもりだし、確かにそうだな~!! と感心させられることも少なくない。
ポンちゃんと歩いていると、名は体を表すってやっぱり本当なのかも…と思わされることがとても多くて驚かされる。
次回、里子犬お散歩トレーニングはじまる――乞うご期待!?